「理想を現実にしたい」「目標を達成したい」
言葉にしていなくても、心でそう思っている人は少なくないはず。
願望を達成する手段の一つに『アファメーション』という手法があります。
聞いたことはあっても、具体的な内容ややり方、効果的な方法についてはご存知ない方も多いと思います。
そこで今回は苫米地英人流のアファメーションについて解説するとともに、効果が倍増する具体的な例文等をご紹介いたします。
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アファメーションって何?苫米地英人流アファメーションとは
アファメーションは理想や目標を最短で叶えさせるテクニックの一つで、自己暗示ともいわれます。
自分自身に対する肯定的な宣言のことです。
英語の「affirmation」が語源で「肯定」「確定」「断定」といった意味があります。
アファメーションは苫米地英人氏が提唱する願望達成方法として有名になりました。
苫米地英人流のアファメーションは、叶えたい願望を深層意識が「現実」と間違えるほどのリアリティでイメージする、そうすると心理が自然にその夢を叶えてくれるというものです。
具体的には、叶えたい願望を紙に書き出して、毎日読み、朝起きたときと寝る前に声に出して読む、読んだ後に実現したイメージを思い浮かべ、嬉しさに浸るなど。
繰り返し言葉にしたり、紙に書いたりすることで心の中にイメージとして投影され、潜在意識が変化していきます。
そうすることで、通常なかなか変えることが難しい行動パターンや物事に対する姿勢などを変えていくことができると言われているのです。
アファメーションと検索すると、どうもスピリチュアル感があるやり方ばかりが目立ち、本当に効果あるのか?と疑ってしまいそうになりますが、苫米地英人氏は「最新の脳科学から見てもアファメーションは有効」とコメントしています。
アファメーションは静かな場所で、集中して行うのが理想的です。
声に出すのが理想的ですが、継続しにくい場合は強く心の中で唱えるだけでも効果があります。
このアファメーションという手法は心理学のピグマリオン効果にも近いものがあります。
ピグマリオン効果とは「人は、期待した通りの人間になる」というもの。
教育現場やマネジメントの分野でよく使われる心理学で、人に対して「期待しているよ」「あなたはできるよ」と肯定的な言葉をかけることで、実際に本人の成績が伸びたり、目標を達成することができるというものです。
アファメーションは自分に対して肯定的な言葉をかけることでその効果をもたらす、というイメージですね。
また実際、薬などで「プラシーボ効果」というものがあるように、「この薬は効くよ」と言われて服用すると、実際十分にそのような効果がない薬でも治るということがあるんです。
人間の脳というのは、強い思い込みを現実にしてしまうほどの力があるんですね。
アファメーションの効果が倍増する具体的な例文!
苫米地英人氏が提唱する、効果的な願望の書き方をご紹介します。
- 主語は「私」
- なりたいものや達成したいものだけを書く
- 「今〜している」とすでに達成しているように現在進行形で書く
- 他人と比較しない
- 達成している時の自分の行動を具体的に表現する
- 詳しくリアルに書く
- 家庭、余暇、社会、精神性、教育、ビジネス、健康、キャリア、財産などの各分野において矛盾することなく書く
- 人には秘密にする
では具体的に良い例文、悪い例文をみていきましょう。
良い例文
- 私は幸せです
- 私は愛されています
- 私は頭が良いです
- 私は能力を持っています
- 私はあらゆる面において充実しています
この例文全てに共通していることは「ポジティブ」であること。
そして「今現在そうである」という書き方をしていることです。
「幸せです」ではなく「幸せになりたいです」にしてしまうと、あなたの潜在意識は現実化へとすぐに向かうことができません。
「そうなりたい」というのは今現在そうでないことを潜在意識に刻み込むことになるからです。
「私は~です」と、今すでにそうであるかのようにアファメーションを行うと、潜在意識、そして脳がその現実化に向けて速やかに動き出します。
悪い例文
- 私はツラいことがあっても頑張れます
- 私はどんなに苦しくても乗り越えられます
- 私は無能ではありません
上記の例文は、理想を語ってはいますし、言いたいことは前向きなので、一見そこまで悪くないように見えるかもしれませんね。しかし、実はこれはネガティブなアファメーションになってしまうんです。
「私はツラいことがあっても頑張れます」「私はどんなに苦しくても乗り越えられます」
いったネガティブなアフォメーションは、使えば使うほど自分を追い込んでしまい、どんどん苦しくなってしまいます。
また、「無能」というネガティブな表現や「ではありません」「にはなりません」といったような否定形は避けましょう。
「私は無能ではありません」は「私は有能です」に置き換えるとポジティブに変換できます。
アフォメーションは正しく使えば効果が倍増しますが、間違った方法で作ると逆にマイナスの影響も強く受けるので注意が必要です。
スピリチュアルなものは信じる信じない人それぞれだと思いますが、認知科学の第一人者である苫米地氏が認めているという点でアファメーションという手法はとても信頼できますよね。
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